大型浮具設置始まる 抗議船接近阻止狙いか


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大型浮具を海上に仮置きする大型クレーン船=9日、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で9日、沖縄防衛局は大型浮具(フロート)の海上設置作業を開始した。

大型浮具はすでに設置された浮具よりも数十センチほど大きく、臨時制限区域沿いに設置することで、移設に反対する抗議船やカヌーが同区域に入るのを防ぐ狙いがあるとみられる。
 大型浮具は、1月27日から大浦湾に停泊していた台船にブルーシートに覆われた状態で積まれていた。大型クレーン船は9日、米軍キャンプ・シュワブ沿岸に大型浮具を仮置きする作業を続けた。大型浮具の一部は長島付近の臨時制限区域沿いに設置されており、10日以降も同様の作業が続くとみられる。
 一方、米軍キャンプ・シュワブの新ゲート前では市民ら約150人が抗議集会を開いた。