裁判員死刑破棄また確定へ 長野3人殺害の共犯


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 主犯格でない男を死刑にした裁判員裁判の判決は重すぎるとして高裁が破棄した長野市一家3人殺害事件で、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は10日までに、無職池田薫被告(38)を無期懲役とした二審東京高裁判決を支持する決定をした。裁判員裁判の死刑破棄が確定するのは3件目になる。

 決定は9日付で、具体的な判断理由は示していない。最高裁は、東京と千葉で起きた2件の強盗殺人事件についての3日付の決定で「究極の刑罰である死刑がやむを得ないとする具体的な根拠が示されていない」と死刑破棄の二審判決を支持していた。
(共同通信)