三重の中学でも遺体画像見せる 人質事件、修整せず


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 三重県大紀町教育委員会は10日、町立中学校の50代の男性教諭が、過激派組織「イスラム国」が殺害したとする日本人人質の遺体が写った画像を、授業で生徒に見せていたことを明らかにした。

 町教委によると、教諭は1月26日、1、2年生の社会科の授業で、インターネットからダウンロードした湯川遥菜さんとみられる遺体が写った画像を教室内のスクリーンで見せた。モザイクなど修整はなかった。
 画像を見たのは計3クラスの72人だが、体調不良を訴えた生徒はいなかったという。
 教諭は「テロ行為の卑劣さを強調したかった。国際情勢に目を向けてほしかった」と説明しているという。
(共同通信)