震災3年11カ月で集中捜索 「諦めず、家族の元へ」


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 東日本大震災から3年11カ月となった11日、岩手、宮城、福島の3県警は、今なお多い行方不明者を家族の元へ帰すため、津波に襲われた沿岸部を集中捜索した。

 岩手県陸前高田市では午前10時ごろから、大船渡署員17人が米崎町脇の沢の海岸の水門付近を捜索。スコップで土砂を掘り返し、不明者の持ち物などがないかを注意深く調べた。
 熊本県警から出向している牧田恵巡査長(31)は「最後まで諦めず、小さな物でもいいから見つけたい」と話し、砂に埋もれた漂流物を掘り出していた。
 警察庁によると、10日現在、3県で計2586人が行方不明となっている。
(共同通信)