ワイツゼッカー氏を追悼 ベルリンの大聖堂


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 【ベルリン共同】ナチスによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の歴史を背負う戦後ドイツの国際社会との関係改善に身をささげたドイツのワイツゼッカー元大統領=1月31日死去=の公式追悼行事が11日、首都ベルリンの大聖堂で営まれた。

 ワイツゼッカー氏は第2次世界大戦後40年の1985年5月、「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」と訴えた「荒れ野の40年」と題する議会演説で、世界に深い感銘を与えた。
 歴史認識をめぐり日本と中国、韓国の関係が困難に直面しているのに対し、ドイツがナチス時代のイメージを払拭できたのは同氏の功績が大きい。
(共同通信)