県、来年度から医師確保班を設置 4人体制で施策推進


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 沖縄県は本島北部・離島で勤務する医師確保の取り組みを強化するため、2015年度から保健医療政策課に医師確保対策班を設置する。課長級の医師確保対策監を新たに置き、専従4人体制で医師確保施策の企画や実施を進める。

 14年度には北部・離島地区の医師不足解消のため20億円の基金が創設され、15年度予算案にも医師確保に関する事業費として20億円以上が計上された。医師確保対策に特化する班を設けることで、効果的な事業立案と迅速な取り組みを目指す。
 同班は既存の班を再編して設置され、自治医科大学からの医師派遣など医師確保に関わる業務をまとめて担当する。北部・離島地区で産婦人科医が開業する際の助成事業を行うなど、民間医療機関を対象に含めた施策を展開する。