米ジュゴン訴訟を棄却 サンフランシスコ裁判所


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 【ロサンゼルス共同】米サンフランシスコの連邦裁判所は13日、日米の環境保護団体がジュゴン保護の観点から、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市への移設工事中断を求めた訴訟を棄却した。AP通信が報じた。

 判事は、移設工事は日米政府間の協定に基づいたもので、同裁判所には工事の中止を命じる「法的権限がない」とした。原告側は上訴するとしている。
 原告は、米国防総省に名護市の近海に生息しているとされるジュゴンへの悪影響がないか調査を求めたが、国防総省は昨年4月、影響はないと結論付けていた。
(共同通信)