元将棋連盟会長の丸田祐三氏死去 「小太刀の名手」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
死去した丸田祐三氏

 元日本将棋連盟会長で、長年プロ棋士として活躍した丸田祐三(まるた・ゆうぞう)氏が17日午後9時32分、多臓器不全による肺炎のため東京都町田市の病院で死去した。95歳。長野市出身。葬儀・告別式は22日午前11時半から川崎市麻生区古沢62の4、セレモニーホール大成新百合ケ丘で。喪主は長男祥三(しょうぞう)氏。

 1946年にプロ棋士の四段に。48年に八段となり、スピード昇段を果たした。73年に九段。名人挑戦者を決めるA級順位戦は通算24期在籍。歩を巧みに使うことから「小太刀の名手」と呼ばれた。69~73年まで連盟会長を務めた。96年に引退した。
(共同通信)