小5男児殺害、精神鑑定へ 責任能力調べる、和歌山


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 和歌山県紀の川市で市立名手小5年森田都史君(11)が殺害された事件で、和歌山地検が殺人容疑で逮捕された無職中村桜洲容疑者(22)の鑑定留置を23日から実施する方針を固めたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。専門家による精神鑑定を進め、刑事責任能力の有無を調べる。

 捜査関係者などによると、中村容疑者は容疑を認め「だいぶ前から日常的にからかわれていた」と話している。一方、取り調べ中に、机の上で1時間近く仁王立ちになったり、意味不明なことをつぶやいたりしており、地検は、事件当時の精神状態を調べる必要があると判断したとみられる。
(共同通信)