遺跡海底に古代金貨2千枚 イスラエル、運搬船が沈没か


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
イスラエル中部カイザリアの海底から発見された約千年前の金貨(イスラエル考古学庁提供・共同)

 【カイロ共同】イスラエル中部カイザリアにある古代港湾遺跡の海底から、ファーティマ朝(909年~1171年)期に鋳造された金貨約2千枚が見つかった。イスラエル考古学庁は17日、同国内で発見された金貨として過去最大の量だと発表。地元紙によると、同庁報道官は「あまりに価値が高く値段が付けられない」と語った。

 総重量は約9キロ。額面はさまざまで、約千年も海中にあったのに保存状態は良好という。新品同様のものや、真贋を確かめたのか歯形が残るものも。
 考古学庁の専門家は、エジプトにあった中央政府に税金を運ぶ船が沈没した、などの可能性を指摘した。
(共同通信)