特殊な薬品で指紋採取、警視庁 八王子スーパー射殺事件


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 1995年に東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」(当時)で起きた女性3人射殺事件で、現場の粘着テープに残っていた指紋は、警視庁が開発した特殊な薬品を使って重なった粘着面をはがし、数年前に採取されていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、指紋は完全な形で残っていなかったが、特徴点と呼ばれる細い線の切れ目や分岐点計8点が東京の多摩地域で約10年前に60代で死亡した男性の指紋と一致していた。
 12点が一致した場合は「同一」とされ、捜査幹部は「同じとは言えないが(死亡した男性は)有力な捜査対象の一人だ」と話している。
(共同通信)