大阪府が性犯罪マニュアル 心情配慮し証拠採取促す


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 女性への性犯罪の認知件数が全国最多の大阪府が、警察や民間組織と連携し、性犯罪の証拠物の取り扱い方法を全国で初めてマニュアルとしてまとめ18日、公表した。被害届をためらう女性の心情に配慮した上で、体液や毛髪などの鑑定試料を採取、保管するよう促し、いつでも捜査に協力できるようにする狙い。

 全国の医療機関での使用を想定。大きなショックを受けた被害者が刑事告訴をするまでには時間を要する場合もあり、証拠の保全が捜査の課題に挙げられていた。
 府警によると、府内の性犯罪認知件数は増加傾向にあり、13年の強姦事件と強制わいせつ事件は全国最多。
(共同通信)