「震災を忘れないで」陸前高田市ゆめちゃん、防災呼び掛け


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岩手県陸前高田市のマスコットキャラクター「たかたのゆめちゃん」(右)と琉球新報社のりゅうちゃん=17日、那覇市天久の琉球新報社

 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市のマスコットキャラクターの「たかたのゆめちゃん」が17日、初めて沖縄を訪れ、琉球新報社のマスコットキャラクターりゅうちゃんと初対面した。

ゆめちゃんと琉球新報社を訪れた阿部廣宣さん(53)は「東北で震災があったことを忘れないでほしい。いつ想定外のことが起こるか分からないので、みんなで防災について共に考えていきたい」と話した。
 ゆめちゃんは紅型模様の手作り特製ズボンをはいて登場。手にはシーサーとハイビスカスをあしらったスティックを持ち、細かい演出でりゅうちゃんを喜ばせた。
 陸前高田市には、東日本大震災の津波に耐え、名勝・高田松原の松並木で唯一残った「奇跡の一本松」がある。震災後、沖縄から多くの支援が集まったことなどに対するお礼の意味も込めて今回訪れたという。
 今回の来県では、那覇市首里出身のお笑いコンビ「ばいそん」と共に沖縄市や北中城村を回った。