大阪府教育長、4職員にパワハラ 処分も、松井知事は続投容認


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 大阪府の中原徹教育長(44)が教育委員に高圧的な発言をした問題で、府教育委員会は20日、弁護士ら第三者による調査チームが、他にも府教委職員4人へのパワハラ行為があったと認定したと明らかにした。陰山英男教育委員長は処分を検討する意向だが、松井一郎知事は「罷免要件に当たらない」と続投を容認した。

 4職員のうち1人は既に退職している。調査チームは報告書で、中原氏が「精神構造の鑑定を受けないといけない」などと職員の人格を非難したり、配置転換を示唆したりしたと指摘。「違法と評価すべきものも含まれ、人格の高潔性及び公平性の観点からも疑義ある行為が認められる」とした。
(共同通信)