生活習慣力伸ばし長寿へ 食育フォーラム、安村氏が基調講演


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 食と健康を考える新報食育フォーラム(主催・琉球新報社、協賛・キユーピー)が21日、那覇市の沖縄都ホテルで開かれた。230人が訪れ、日本成人病予防協会の安村禮子専務理事が基調講演した。安村氏は適度な運動と食事で身体を元気にし、朗らかに過ごして精神的ストレスを減らすことで、身体の免疫力を上げる生活習慣力を付けることを勧めた。

その両輪によって「健康寿命を伸ばそう」と訴えた。
 がん、心臓や脳の疾患などという病気のほとんどが生活習慣に根差すことを指摘した安村氏は、治す医学から適度な運動と食事や生活習慣力向上による予防医学への転換を勧めた。予防医学では「自分の責任で正しい知識を学ぶことが求められる」と話した。沖縄の健康寿命を議論したパネル討論には安村氏、琉球大学教育学部講師の森山克子氏、県食生活改善推進員連絡協議会の新垣喜美子会長が登壇、ヘルスプランニングカエ管理栄養士の伊是名カエ氏が進行役を務めた。

230人が訪れた新報食育フォーラム=21日、那覇市の沖縄都ホテル
安村禮子氏