死亡やけが、部活中が最多33% 学校事故、文科省初調査


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 文部科学省は24日、学校で起きた児童生徒の突然死や重い後遺症を伴う事故で災害共済給付制度の対象となった558件を調べた結果、部活動中の発生が189件(33・9%)で最多だったと発表した。学校や教育委員会が事故検証委員会を設けたのは78件にとどまった。省内の有識者会議で結果を分析し、学校側が取るべき事故対応の指針を2015年度中にまとめる考えだ。

 同省が事故の詳しい実態調査をしたのは初めて。東日本大震災の津波で宮城県石巻市立大川小の児童らが犠牲となった例や、各地で相次ぐ熱中症事故などで、学校側の対応に批判が強まったことが背景にある。
(共同通信)