「イスラム国」の3割奪還 イラク内支配地域


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 【ワシントン共同】ケリー米国務長官は24日の上院歳出委員会の公聴会で、イラク側がこれまでに米国など有志国の支援を得て、過激派組織「イスラム国」からイラク内支配地域の3割を奪い返したことを明らかにした。「さらなる奪還を目指しイラク軍の訓練を実施している」と強調した。

 米中央軍によると、イラク軍は4月にも同組織が支配するイラク北部の最大都市モスルの奪還に乗り出す計画。中央軍当局者はイラク側が取り戻した領域は700~800平方キロとしている。
 また国防総省の報道部長は、同組織が制圧したバグダディについて、奪還を目指すイラク軍が積極的に戦いを進めているとした。
(共同通信)