ゲート前テントが雨で浸水 市民らが移動 防衛局は潜水調査


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座り込みの拠点となっているテントから荷物などを移す市民ら=25日午前、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う海上作業が進む名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で25日午前、新基地建設反対の市民ら約50人は海上保安庁職員が乗っているとみられる車両を警戒するなど阻止行動を展開した。また市民らはゲート前に設置しているテントが雨天時に浸水していたことなどから、車道を挟んだ向かい側に移動する作業を始めた。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「泊まり込みで寝ている市民から雨の日は背中がぬれて大変だとの声があった。あすまでに移したい」と話した。
 一方、海上では午前8時ごろ、大型クレーン船が錨(アンカー)のようなものを移動したり、防衛局の調査船が数カ所で潜水調査をしたりする様子が確認された。市民らの抗議船3隻、カヌー9艇が海上で抗議行動を展開した。【琉球新報電子版】