「洋楽=3」オリジナル・サウンドトラック『ANNIE/アニー』


社会
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アニーが現代のサウンドでよみがえる

 1月に公開されたミュージカル映画『ANNIE/アニー』のサウンドトラック盤です。トニー賞で7部門を受賞したこのブロードウェー・ミュージカルは1982年に映画化されていますがこれはそのリメーク版。

 舞台は現代のニューヨークのため今の都会のサウンドが生かされるようにとウィル・スミスとジェイ・Zが制作を担当しています。主役アニーを演じるクワベンジャネ・ウォレスによる『トゥモロー』や『イッツ・ザ・ハード・ノック・ライフ』『メイビー』などの名曲たちの歌唱が素晴らしいことは当然として、映画『Ray/レイ』でも素晴らしい声を聞かせてくれたジェイミー・フォックス、そしてミュージカル映画初出演のキャメロン・ディアスの歌唱も見逃せません。
 楽曲全体を“今”の音に変えたのは音楽プロデューサーのグレッグ・カースティンと作曲家で歌手のシーア。特にシーアはこの映画のために複数の新曲を書き下ろすとともに素晴らしい歌唱も聞かせてくれます。
 (ソニーミュージック・2400円+税)=北澤孝
(共同通信)
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北澤孝のプロフィル
 きたざわ・たかし 1947年、東京生まれ。小学生のころからダイナ・ショアなど洋楽を好み、大学時代はニューオリンズ・ジャズ・クラブに所属し、トラッド・ジャズを研究。その後レコード会社、音楽出版会社に勤務。携わったアーティストは、ポール・モーリアからボン・ジョヴィ、ブリトニー・スピアーズ、MONKEY MAJIK、Superflyまで多岐にわたる。

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北澤 孝