EU、60%削減目標を発表 50年まで温暖化対策枠組み


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 【ブリュッセル共同】今年末にパリで開かれる気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が合意を目指す新たな地球温暖化対策の国際枠組みについて、欧州連合(EU)欧州委員会は25日、2050年までに世界全体で温室効果ガス排出量を10年比で少なくとも60%削減する長期目標を定めるよう提案するエネルギー政策文書を発表した。

 排出量について米国は25年までに05年比で26~28%削減の目標を発表、中国は30年ごろをピークに減少させると表明。温暖化対策の「旗手」を自負するEUは、いち早く遠大な数値目標を示すことで新たな枠組みづくりで議論を主導する狙いがある。
(共同通信)