悲しみ深く、上村君の通夜 笑顔の遺影、同級生ら参列


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川崎市内の斎場で営まれた上村遼太君の通夜に参列し会場を後にする生徒たち=2日夜

川崎市の多摩川河川敷で殺害された中学1年上村遼太君(13)の通夜が2日、市内の斎場で営まれた。笑顔を見せながらVサインをする遺影を前に、参列者は深い悲しみに包まれた。

 斎場には午後6時ごろから学生服姿の同級生や友人の家族らが次々に集まった。小学生時代に上村君と遊んだという中学1年の男子生徒は「すごく大切な仲間だった。今までありがとうと伝えた。今は事件を許せない気持ちより、悲しみの方が大きい」と絞り出すように話した。
 子どもが上村君と親しかったという女性は「大変だったね。助けてあげられなくてごめんねと言いたい」と言葉少なに斎場に入った。
(共同通信)