バスレーン延長後に隣接道の交通量増 抜け道で使用 


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 国道58号のバスレーン延長が始まった2月2日以降、隣接する道路の朝夕の交通量が増えていることが3日までに県交通政策課の調査で分かった。

 抜け道として使用されているとみられ、朝のバスレーン時間帯の午前8時~同9時の1時間の車両交通量は、浦添市牧港の県道153号で延長前に比べ、平均90台増。さらに夕方の午後6時~同7時の仲西小学校前の浦添市道で平均93台増えた。県議会2月定例会で謝花喜一郎企画部長が儀間光秀氏(そうぞう)の質問に答えた。県は、今後も交通量の変化を検証し、安全対策を進めるとしている。
 またバスを利用している県職員や沖縄総合事務局の職員、一般県民ら約400人へのアンケートの結果、回答者の約半数が朝夕の移動時間の短縮を実感していると回答した。
 謝花企画部長は「バスレーン延長はおおむね順調にスタートできたと考える。これから延長の効果について総合的に検証したい」との考えを示した。
 県の調査によると、朝の牧港は1月22、29の両日の平均が895台だったが、延長後の2月5、12の両日の平均が985台に増えた。夕方の仲西小前は延長前の335台から延長後は428台に増えた。