嘉手納基地悪臭、県が実態調査へ 規制地域など指定


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 米空軍嘉手納基地周辺で住民らが悪臭による被害を訴えていることから、県環境部の當間秀史部長は3日、「2015年度にも環境省などと協議の上で悪臭実態調査を始め、規制地域の指定や基準設定に取り組む」と述べた。

県議会で中川京貴氏(自民)の質問に答えた。
 嘉手納基地周辺の悪臭実態調査は環境省が2011年度と13年度に実施したが、米軍航空機由来なのか往来する車両からの排出ガスなのか、原因物質が特定できていない。環境保全課担当者によると、15年度は悪臭防止法に基づく悪臭物質規制地域や基準設置の見直しの年に当たる。これまでの調査結果を踏まえた上で環境省や嘉手納町と調査実施に向けて協議していくという。