古代アッシリアの遺跡破壊 イラクで「イスラム国」


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 【カイロ共同】イラク観光・遺跡省は5日、過激派組織「イスラム国」がブルドーザーなどの重機を使い、北部モスル近郊にある約3千年前のアッシリア帝国のニムルド遺跡を破壊したと発表した。文化財に対して繰り返される同組織の犯罪が「人類に取り返しのつかない損失をもたらす」と強調し、国際社会に早急な対応を求めた。

 同組織は2月下旬、モスル博物館の貴重な文化財を破壊する映像を公開したばかり。ニムルド遺跡の被害の程度は不明だが、フランス公共ラジオによると、5日の昼の礼拝後に破壊が始まった。
(共同通信)