理研の野依理事長が辞任へ 長期在任理由に、3期目途中


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 理化学研究所の野依良治理事長(76)が辞任の意向を示していることが6日、関係者の話で分かった。在任期間の長さなどを理由にしているという。

 野依氏は、理研が独立行政法人になった2003年10月に初代理事長に就任し、現在は3期目。任期は理研の中期計画に連動し、18年3月末までとなっている。理事長の任命権は、文部科学相にある。
 野依氏は01年のノーベル化学賞受賞者。昨年のSTAP細胞の論文不正問題を受けて理研に設置された「研究不正再発防止改革推進本部」の本部長を務めている。昨年10月には、経営上の責任を取り給与の一部を自主返納した。
(共同通信)