作曲者偽装問題でBPOが見解 「違反とまでは言えない」


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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6日、耳が聞こえない作曲家として佐村河内守さんを取り上げたテレビ5局の7番組について「裏付け取材は不十分なところもあったが、放送倫理違反があるとまでは言えない」との見解を公表した。

 見解によると、審理対象となったのは、NHKが一昨年3月に放送したNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」など。佐村河内さんが別人に作曲を依頼していたにもかかわらず、虚偽を信じて放送した。
 川端和治委員長は記者会見で「メディアが互いに補強しあって虚偽の物語を伝えた」と批判。
(共同通信)