八重山三角水域は昼夜交代操業 日台漁業協定、未明に合意


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 2013年に台湾と締結した日台漁業取り決め(協定)に伴い、15年度以降の操業ルールを最終決定する日台漁業委員会は7日未明、決着した。

 関係者によると、八重山北方三角水域は、昼夜交代操業となる見通しだが、詳細は分かっていない。14年度の操業ルールでは日本の漁船が同水域に入る際は、5日前までに台湾側に通報しなければならなかった。台湾側は日本の漁船がいない場合、水域内で操業できた。
 八重山北方三角水域は西側にも拡大するとみられる。
 最大の争点となった漁船同士の操業間隔は、日本側が求めていた適用水域全体での4カイリ(約7・4キロ)操業は見送られる方向だ。台湾側は1カイリ(約1・85キロ)を主張している。
 協議は難航した模様で、操業ルールを最終決定する日台漁業委員会は、7日午前3時まで続いた。
【琉球新報電子版】