差別解消へ続く「セルマ大行進」 オバマ大統領、行動促す


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
7日、米アラバマ州セルマのエドマンド・ペタス橋のたもとで演説するオバマ大統領(ロイター=共同)

 【セルマ共同】オバマ米大統領は7日、南部アラバマ州セルマで演説し、黒人らが50年前に白人と平等の権利を求めた「セルマ大行進」の運動は今も終わっていないと強調し、国民に差別解消への行動を促した。白人警官らが大行進を弾圧した「血の日曜日事件」から50年の節目に、黒人初の米大統領としてセルマを訪れた。
 同事件の衝撃を受け、黒人の投票を難しくする英語能力試験を有権者登録の前提とすることなどを禁じた有権者法が成立。1965年に約600人が行った大行進は、黒人の権利拡大運動の大きな転換点となった。
 オバマ氏は事件の舞台となったエドマンド・ペタス橋のたもとで演説した。
(共同通信)