避難23万人、震災発生から4年 命見つめ、継承誓う


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東日本大震災の津波で母親を亡くし、お墓に花を手向ける男性。奥には造成工事用の大型重機が並んでいた=11日午前7時14分、宮城県女川町

 死者・行方不明者らが2万人を超える大惨事となった東日本大震災は11日、発生から4年の日を迎えた。全都道府県で依然として約22万9千人が避難生活を送り、岩手、宮城、福島の被災3県では今なお計2580人の行方が分からないまま。大津波の被害を受けた沿岸部では手掛かりを求め集中捜索が続く。遺族らは、かけがえのない命を見つめ、早朝から鎮魂の祈りをささげ、あの日の教訓を伝えていこうと継承を誓う。

 地震発生時刻の午後2時46分には被災各地で黙とうし、犠牲者を悼む。
 被災3県では災害公営住宅の建設などが遅れ、計約8万人が不自由なプレハブ仮設住宅で暮らしている。
(共同通信)