独環境相、脱原発に決意 震災犠牲者悼む


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ベルリン共同】ドイツのヘンドリクス環境・建設相は10日、東京電力福島第1原発事故を引き起こした東日本大震災から11日で4年となるのに合わせ「チェルノブイリ原発事故から25年後に起きた福島の事故は、原子力の利用に伴うリスクを恐ろしい形で見せつけた」との声明を発表し、脱原発への強い決意を示した。

 福島第1原発事故を契機にドイツは、2022年末までに全17基の原発の稼働を停止することを決定。ヘンドリクス氏は「最後の1基が停止するまで、最高の安全水準が保証されなければならない」と強調。その上で、震災の「犠牲者を悼み、残された家族に哀悼の意を表したい」とした。
(共同通信)