脳死肺移植の女児退院 自転車に乗りたい


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 脳死判定された6歳未満の女児からの肺移植を1月に受けた関東地方の女児(8)が11日、岡山大病院を無事退院した。

 女児は特発性間質性肺炎を患っていたが、岡山大病院で執刀した大藤剛宏准教授によると、病棟内やリハビリ室を自由に歩き回るまでに回復。取材に「(退院して一番したいことは)自転車」と元気よく答えた。父親は「歩いている姿を見ると病気が治ったと実感する。一歩一歩成長する様子を見ていければ」と話した。
 女児は1月14日、大阪大病院(大阪府吹田市)で脳死判定された女児からの肺移植を受けた。脳死と判定された女児も重い心臓病で移植待機患者だった。
(共同通信)