向精神薬の過剰処方5千人に 生活保護受給者、1カ月で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 複数の医療機関から必要以上に向精神薬の処方を受けていた生活保護受給者が2012年11月の1カ月間に5177人いたことが、11日までの厚生労働省の調査で分かった。

 生活保護の医療費は全額公費で賄われるにもかかわらず、受給者が余分に薬を入手しインターネットなどで不正転売することが問題化しており、厚労省は「実態把握と指導を徹底したい」としている。
 厚労省はレセプト(診療報酬明細書)を調査して集計。全国で6825人が複数の医療機関から重複して処方を受け、うち約76%、5177人を不適切だと判断した。
(共同通信)