オウム被害者の会が集会 「忘れたら繰り返される」


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「地下鉄サリン事件から20年の集い」で、事件当時のことを説明する竹内精一さん(右)=14日午後、東京・内幸町の日本プレスセンター

 オウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で20年となるのを前に、被害者の会などが14日、都内で集会を開き若者や市民ら約330人が参加した。

 テーマは「惨劇を繰り返さないために」。事件に関わった元裁判官、医師らが当時を振り返った。被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(68)は「忘れたら繰り返されてしまう。伝えていくことが警告になる」と話した。
 サリンを散布した林郁夫受刑者(68)に無期懲役を言い渡した元裁判長山室恵さん(67)は、松本智津夫死刑囚(60)が不規則発言の後、沈黙した公判について「裁判所もコントロールできず好き放題やらせてしまった」と指摘。
(共同通信)