国連の潘基文事務総長は14日、仙台市で開幕した国連防災世界会議の会場で記者会見し、防災は持続可能な世界を実現するための「重要な一里塚」で、政治家をはじめ各国の人々が防災意識を持つことが重要だと強調した。
潘氏は、大規模な自然災害は甚大な被害をもたらすが、早期警報システムを整備するなど防災対策を強化すれば多くの命を救え、経済的な損失も抑えることができると指摘、「この分野への投資は賢明だ」と述べた。
今年は9月に国連ミレニアム開発目標(MDGs)の後継目標を策定する国連サミット、11~12月には気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が行われる。
(共同通信)