セルバンテスの遺骸か スペインの修道院で発見


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スペイン・マドリードの修道院で見つかったひつぎの一部。「M・C」の文字が見える(マドリード市提供、ロイター=共同)

 【パリ共同】世界的な文学作品「ドンキホーテ」を書いたスペインの作家ミゲル・デ・セルバンテス(1547~1616年)とみられる遺骸の一部が、マドリード市内の修道院で発見されたと調査団が17日発表した。フランス公共ラジオが伝えた。

 調査団長の自然人類学者エチェベリア氏は記者会見で「地下納骨堂で見つかった骨片にセルバンテスのものが含まれていると考えられる」と話した。今後、遺伝学的な調査で確認を進める。
 マドリードに住んでいたセルバンテスは死後、この修道院に埋葬された。しかし改修などを重ねるうちに正確な場所が分からなくなっていた。
(共同通信)