尼崎事件、次男の被告懲役17年 2人殺人で共謀認定


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
尼崎連続変死事件で角田優太郎被告の判決公判が開かれた神戸地裁101号法廷=18日午前(代表撮影)

 8人が死亡、3人が行方不明になった兵庫県尼崎市の連続変死事件で、角田美代子元被告=自殺、当時(64)=の次男で2人に対する殺人罪などに問われた優太郎被告(28)の裁判員裁判で、神戸地裁は18日、懲役17年(求刑懲役25年)の判決を言い渡した。

 裁判員の在任期間は132日で過去最長。一連の事件で、殺人罪に対する判決は元被告の親族で初めて。
 優太郎被告は死亡した5人に関する七つの罪で起訴された。元被告との共謀が成立するかが最大の争点となった。増田耕児裁判長は、共犯とされた親族の証言の信用性は高いなどと述べ、全ての罪で元被告との共謀が成立すると認定した。
(共同通信)