控訴に美濃加茂市長「悔しい」 検察を批判


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名古屋地検の控訴を受け、記者会見する岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(右)と郷原信郎弁護士=18日午後、名古屋市

 岐阜県美濃加茂市の浄水設備導入をめぐる贈収賄事件で、事前収賄罪などに問われ名古屋地裁で無罪とされた藤井浩人市長(30)は18日、名古屋市内で記者会見し、検察側の控訴に「被告人という肩書が残ることは非常に悔しい」と語った。

 藤井市長は18日午前、弁護士から控訴の連絡を受けた。「引き続き市民に迷惑が掛かることになり、対外的にも影響が出る。許し難い思いでいっぱいだ」と検察を批判。「おかしな社会を正すという思いで控訴審を戦いたい」と話した。
 主任弁護人の郷原信郎弁護士は「一審の証拠を見ても無罪判決が覆る可能性は全くない。不当極まりない判断」と話した。
(共同通信)