東洋ゴム社員、聞き取りへ データ改ざんで国交省


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 東洋ゴム工業(大阪市)が免震装置に性能基準を満たさないゴムを使っていた問題で、国土交通省は20日、製品の性能を示すデータを改ざんしたとされる担当社員から、来週にも詳しく事情を聞き取る方針を決めた。免震装置を製造するブリヂストンなど他の26社には同日までに、国の認定の不正取得や不適合品がなかったか調査、報告するよう要請した。
 聞き取りは理由や背景を確認し、再発防止策の検討につなげるのが狙いだ。東洋ゴム社内では担当者の交代をきっかけに、昨年2月に問題が発覚。同社幹部は、担当者が営業サイドから納期を守るよう言われたことが圧力になったと説明している。
(共同通信)