IC乗車券「オキカ」、4月27日から路線バス導入


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 沖縄都市モノレールで導入しているIC乗車券「OKICA(オキカ)」を運営する沖縄ICカード(那覇市)は24日、4月27日の始発から本島内の路線バス4社でオキカが利用可能になると発表した。

1枚のオキカでモノレール、バスともに利用できるようになる。今後はタクシーへの導入も目指しており、IC乗車券の普及で公共交通の活性化を図る。
 オキカを導入するのは琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの4社。4社共通の回数券はオキカ導入に伴い、4月26日で販売を終了する。利用期限は2016年3月31日まで。払い戻しは16年6月30日まで応じる。バス定期券は、有効期間内は従来通りに利用できる。6月には定期券もIC化する予定だ。
 路線バスでの導入に伴って、月間の利用金額に応じて運賃支払いに使えるポイントサービスも開始する。ホームページで、カード内のチャージやポイントの残額が確認できる。県庁で記者会見した沖縄ICカードの仲吉良次社長は「バス内で小銭を探す必要もなくなり、運賃精算や定時制、モノレールとの連携など利便性を向上させる」と期待した。