火星の土に窒素化合物、NASA 生命環境支える材料


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 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は24日、火星で活動中の無人探査車キュリオシティーが、太古の隕石衝突などでできたとみられる窒素化合物の硝酸塩が地表の土に含まれているのを確認したと発表した。

 地球上の生物の多くが硝酸塩を生命活動に利用しており、NASAの研究者はかつて火星に微生物などが生存できる環境があったことを支える材料の一つとみている。
 硝酸塩は窒素と酸素の化合物。キュリオシティーが地表の3カ所で採取した土を熱して成分分析すると、いずれの場所でも硝酸塩が分解してできたとみられる一酸化窒素が検出された。
(共同通信)