海自最大護衛艦「いずも」が就役 オスプレイも搭載可能


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就役する海上自衛隊最大の艦艇、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」=25日午前、横浜市磯子区(共同通信社ヘリから)

 海上自衛隊最大の艦艇で、艦首から艦尾まで貫く甲板を備えたヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が25日、就役した。ヘリ5機が同時発着できるほか、陸自が導入する新型輸送機MV22オスプレイの搭載も可能だ。

 甲板が平らな外観は他国が所有する空母と同じだ。政府は憲法上「攻撃型空母の保有は許されない」との見解を示しているが、海自は戦闘機など固定翼機の発着機能はなく、空母には当たらないとしている。ただ、南西地域の防衛力強化が進められる中、大型艦艇の就役は中国など周辺国を刺激する可能性がある。
 いずもは基準排水量1万9500トン、全長248メートル、最大幅38メートル。
(共同通信)