文科省、道徳「教科化」を告示 18年度以降実施


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 文部科学省は27日、教科に格上げする小中学校の道徳の新学習指導要領を告示した。実施は小学校が2018年度、中学校が19年度。「特別の教科 道徳」とされ、検定教科書と評価が導入される。
 文科省は夏ごろまでに教科書作成の指針となる指導要領解説書と教科書検定基準を作る。児童生徒に対する評価は数値ではなく、記述式にする方針で、今年4月にも専門家会議を設け、15年度内に評価方法などを示す。
 今年4月からは新指導要領の内容を先取りした授業も可能で、教科書ができるまでは、文科省作成の教材「私たちの道徳」の使用が想定されている。
(共同通信)