14年県内、飲酒運転が全国最多 千人当たり、6年連続


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人口千人当たりの飲酒運転摘発件数の推移

 2014年の県内の人口千人当たりでの飲酒運転摘発数が6年連続で全国最多となったことが27日までに県警の調べで分かった。県警によると、14年内の県内の飲酒運転検挙数は1313件で、人口千人当たりにすると0・934件に上り、全国平均(0・213件)の約4・4倍にもなる。県警によると、少なくとも統計を取り始めた09年以来、人口千人当たりでの摘発件数は全国最多が続いている。

 県警交通指導課によると、14年内の摘発件数(人口千人当たり)は13年の0・987件からわずかに減少したが、全国2位の0・474件と比べても約2倍と大きな差がある。
 また14年内の交通事故における飲酒絡みの割合でも、人身事故では25年連続で、死亡事故においても2年連続で全国ワーストとなっている。
 県内で飲酒運転が横行している状況がまたしても示された形だ。
 県警の飲酒運転根絶対策などを担当する伊波興二交通企画課調査官は「県内には潜在的に飲酒運転する人がまだまだいるということが表れている。取り締まり強化を継続していくことで、根絶を目指したい」と話した。