ソラシドエア、石垣-那覇線が就航 地元の「足」歓迎


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テープカットで石垣-那覇線の就航を祝う高橋洋社長(右から4人目)や中山義隆市長(同5人目)ら関係者=29日、新石垣空港

 【石垣】スカイネットアジア航空(ソラシドエア)の石垣-那覇線が29日、就航した。新石垣空港で同日、記念式典が開かれ、関係者がテープカットで就航を祝い、第1便の搭乗客を見送った。

式典で同社の高橋洋社長は「地域に根を下ろしたエアラインとして役割を果たしたい」と決意を語った。
 同路線は1日2往復便が運航する。離島住民向けの割引運賃を1万500円に設定し「ソラ島割」という名称で売り出し、夏場の繁忙期は千円上乗せして提供する。
 石垣市の中山義隆市長は「地元の足として新しい路線ができたことを歓迎したい。八重山の魅力が内外に発信されるきっかけにもなってほしい」と期待した。
 同市の安里末子さん(53)は「路線が増えて助かる。安くて安全な路線を維持してほしい」と話し、那覇行きの便に搭乗した。初日は県内外の多くの人が利用し、ほぼ満席だった。
 石垣-那覇線は、スカイマークが経営難のため28日で撤退。ソラシドエアの参入で、全日本空輸と日本トランスオーシャン航空の3社が運航することになる。