防衛相、サンゴ破壊の直接評価避ける


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 【東京】米軍普天間飛行場の移設作業に伴う環境保全策を検討する9日の環境監視等委員会で作業の進め方に懸念が出たことについて、中谷元・防衛相は10日の閣議後会見で「議事要旨や資料の速やかな公表など、より透明性の確保に努める」と述べた。94群体のサンゴの破壊が確認されたことについては直接の評価を避けた。

 浮標灯(ブイ)を固定するためのコンクリートブロックの重量を沖縄防衛局の判断で重くしたことについて、中谷氏は「(沖縄は)非常に大きな台風がやってくるので、この規模のアンカーの必要性があったと防衛省は認識をしている」との見解を示した。【琉球新報電子版】