世界の若者が辺野古ゲート前に 情報発信で「沖縄応援」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
大浦湾の美しさや自然の大切さを訴える豪州出身のジェーン・クロスさん(右端)ら=11日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 県内在住の世界の若者が11日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れた。出身地は、米国やイギリスのスコットランド、インドやスイスなど多様。オーストラリア出身のジャーナリスト、ジェーン・クロスさん(29)は「辺野古の問題は世界中でとても関心が持たれている」とゲート前で座り込む人々へメッセージを発した。

 クロスさんは5月にオーストラリアに帰る予定で「今後も(ソーシャルネットワーキングの)ツイッターやフェイスブックなどネットを駆使して沖縄を応援したい」と、沖縄を離れても辺野古問題を引き続き発信していく姿勢を見せた。
 米国出身のザック・ヘンセルさん(32)は「沖縄の自然は美しい。辺野古に基地を造ったら、ずっと米軍が沖縄にいることになる。それは良くないし、恥ずかしいことだ」と両手で大きな×印を作って訴えた。
 世界の若者たちが「大浦湾は宝物だ」「世界中を説得しなくてはいけない」と訴えたことに対し、ゲート前で座り込む人たちは「頼もしい」「一緒に頑張ろう」と口々に話した。
英文へ→Young foreign scholars and journalist encourage sit-in protesters