大阪市の天王寺動物公園事務所は16日、天王寺動物園で飼育していた国内最高齢のコアラ「ミク」(23歳、雄)が同日朝、死んでいるのを確認したと発表した。同動物園は死因を調べている。
同動物園は、飼育しているコアラの平均的な寿命は15年前後としている。
ミクは3月19日ごろから餌を食べる量が減り、治療を続けていた。しかし、4月12日からは全く食べなくなった。
ミクが死んだことにより、天王寺動物園で飼育しているコアラは1匹だけになった。
ミクは1991年7月、オーストラリアのメルボルン動物園から前年に天王寺動物園に来た雄のハクと雌のミドリの間に生まれた。
(共同通信)