事故直前、視界300メートル 安全委、アシアナ機記録解析


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 広島空港でアシアナ航空機が着陸に失敗し滑走路から外れた事故で、着陸直前に滑走路付近の視界が急激に悪化し、300メートルほどに低下していたことが16日、関西航空地方気象台への取材で分かった。運輸安全委員会は急変に操縦士が対応できなかったり、人為的ミスがあったりした可能性もあるとみて、回収したフライトレコーダー(飛行記録装置)などを解析して当時の状況を調べる。

 同気象台によると、滑走路付近の視界は午後8時3分ごろまで1800メートル以上あったが、その後、霧で急激に悪化。発生時刻の5分ごろには300~400メートルになっていた。
(共同通信)