闘病の山城さん激励 辺野古で抗議集結の市民ら


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闘病のためゲート前の反対運動から離れる山城博治さん(左)を激励する市民ら=21日午前、名護市辺野古

 米軍普天間飛行場の移設計画に伴う新基地建設に向けた作業が進む名護市辺野古で21日午前、闘病のためキャンプ・シュワブ前の反対運動から離れることになった沖縄平和運動センターの山城博治議長を激励しようと多くの市民が集まった。海上の抗議活動を続ける市民らも駆け付けた。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「(山城さんは)しばらく離れるが、持ち前の気力でしっかり静養して病気と立ち向かい、きっと現場に戻ってくる」と激励。22日以降闘病生活に入るという山城さんは「皆さんの激励で明日からまた頑張ろうという気持ちになった。勝利を勝ち取るまで頑張ろう」と話した。
 辺野古海上では午前8時半すぎからスパット台船2基に作業員の姿が確認された。シュワブの浜近くに停泊していた大型クレーン船は午前9時半ごろ、以前ボーリング調査で掘削していた海上の場所に戻った。現在3カ所で掘削作業が行われているとみられる。【琉球新報電子版】
英文へ→Leader of protest against new US base in Henoko quits because of illness