イオンモール、沖縄ライカム開業 開店前に1万1000人が列


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開店と同時に多くの買い物客でにぎわうイオンモール沖縄ライカムの店内=25日午前、北中城村

 北中城村の米軍泡瀬ゴルフ場返還跡地に建設が進められてきた、イオンモール(千葉県、吉田昭夫社長)の開発・運営する大型複合商業施設「イオンモール沖縄ライカム」が25日午前9時、全面開業した。グランドオープンを待ちわびる約1万1千人(主催者発表)の列ができ、開店を告げるカウントダウンとともに一斉に入場した。

 開幕式典で吉田社長は「アジアを代表するリゾートモールを県民の皆さまと作っていきたい」とあいさつ。来賓を代表して翁長雄志知事が「本県の観光振興に大きく寄与し、万国津梁の一端を担ってほしい」と期待した。地元の北中城小、中学校吹奏楽部による演奏や村指定無形文化財「熱田の南島」の演舞があり、関係者によるテープカットで開店を飾った。
 イオンモールによると、22~24日の3日間に近隣住民などを先行して招待したプレオープン期間に計21万人の来場があった。
 イオンモール沖縄ライカムは敷地面積17万5千平方メートル、店舗面積7万8千平方メートルで県内最大規模のショッピングモール。沖縄初出店116店舗を含む専門店228店舗で構成される。イオングループとして初めての「リゾートモール」のコンセプトを打ち出し、沖縄を訪れる国内外の観光客の誘客にも力を入れながら、年間1200万人の集客目標を掲げている。 【琉球新報電子版】